証券会社のQAにも載っていますが、ある銘柄の株を売って、当日中に買った場合、損益計算は、買ってから売ったことになります。
以前、損が出ていた株について、多く損切りをしたかったのに、当日中に買い戻してしまい、損金が少なくなり、失敗したことがありました。
今回は逆で、利益が出ている株について、売ってから買い戻しましたが、確定利益を少なく、簿価単価を低く抑えることが出来ました。
【具体例】
保有株 安川電機 200株 簿価単価 1,405円を
株価5,620円で100株売却。
その後同じ日に、株価5,620円で100買い。
本当は売値より少し安く買いたかったのですが、株価は更に上がっていて、当日約定しないと困ると思い仕方なく同額で指値を入れました。
本来は、
利益421,500円((5,620-1,405)×100株)、簿価単価3,515円
になるのですが、これでは税金が85,628円(20.315%)になってしまいます。
当日中に売買したことで、
利益280,800円((5,620-2,812)×100株)、簿価単価2,811円
になり、税金は57,045円となり28,583円節税出来ました。
もちろん、買ってから売った方が焦らずに済むので良いのですが、買う資金が無いのです。
今回は、売れた時に来るメールで、素早く買い注文を入れることが出来ました。
でも、う~ん、売ったけど買ったから資金は作れず、手数料がかかり、税金もかかってる。
(゚o゚;;
以前失敗した、逆に損切りを多くしたい場合、売ってから翌日以降に買い注文を入れれば良いのですが、これも上手く行きません。
損切りをしたいとはいえ、売る時は少しでも高く売りたい。
株価が上がっている時なので、どんどん株価が上がってしまい、後日安く買えるチャンスがなかなか来ないのです。
損切りだけすれば良いのでしょうが、損が出ている株の簿価単価を下げたかったり、株主優待の関係で買い戻す必要があったりで悩ましいところです。
売るタイミングって難しいです。